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■ NY株展望 3/18-22: 弱含み ± FOMC

昨日のNY株式市場は続落。コンセンサスを上回った直近の物価指標後の「長期金利高・ハイテク株安」トレンドを引き継いで売り優勢で寄り付くと、トリプルウィッチング(日本のメジャーSQ)需給の売り傾斜も重石となって13時ごろに38,618ドル(-287)まで軟化。引けにかけてはFOMCの結果とFRBの方針を見極めたいとの思惑から、買い戻し主導で底堅く推移。


ナスダックも続落。半導体株の一角が買い戻された一方、GAFAM、セールスフォース、ブロードコムなどが指数を圧迫。節目の16,000割れは8日ぶり。


NYダウ 38,714ドル -190
ナスダック 15,973 -155
米10年債利回り 4.311% +0.011
為替 149.05円/ドル
日経先物 38,640円 +250


□ テクニカル : 高水準でのMACD陰転を視野に入れた週足が「調整トレンド入り」優位を示唆。日足ベースでも上値の重い形状と化しているため、(1)2月安値水準の38,200ドル付近から年初高水準の39,200ドルにかけての持ち合いによる日柄調整、(2)37,500ドル付近までの下振れによる値幅調整の双方をケア。



米10年債利回り(長期金利)は下値切り上げによる上昇トレンド継続優位の形状。12月後半以降の景況感の改善を伴う「金利高 → NY株高」から、直近はインフレ高止まり警戒による「金利高 → NY株安」に相関性が変化しつつあることに要注意。



【主な政治経済イベント】
3/18(月)中国2月小売売上高・鉱工業生産
3/19(火)米FOMC(~20)
3/20(水)米パウエルFRB議長会見
3/21(木)米3月FF連銀製造業景気指数、3月PMI、決算:ナイキ、フェデックス


■ NY株展望 : 金利高・株安トレンド ± FOMC


調整優位のテクニカルに加えて、FOMCでは利下げへの慎重スタンスが再確認されると見込まれるため、直近の「金利高・株安」トレンド継続による38,200-39,000ドルレンジでの推移が本線。


楽観シナリオとしては、FOMCを経てFRBによる年内3回の利下げ思惑が継続した場合の39,000ドル台回復に期待。悲観シナリオとしては、FOMC後に4.5%水準まで長期金利が上昇 → エヌビディアを筆頭とするハイテク株への利確ラッシュ...に起因する38,000ドル割れをケア。

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