本日の日経平均は小幅に反落。前日の40,000円超えによる短期的な達成感・良識的な利確売りを重石に売り優勢で寄り付くと、中国全人代の冒頭に示された中国政府の経済・防衛政策も嫌気され、10時半ごろに39,840円（－368）まで軟化。午後に入ると先物に大口買いが散発し、13時台に前日終値を上回る40,226円（＋117）まで上昇した末、引けにかけてもしっかりと推移。

東証主力株は（ＴＯＰＩＸが小幅ながらも反発したように）金融・機械セクターを中心に買いが優勢。

日経平均　40,097円　－11、Topix　2,719　＋13
日経先物　40,130円、為替　150.49円/ドル
ＮＹダウ先物　38,942ドル　－80

中小型株は　3660　アイスタイル、7003　三井Ｅ＆Ｓ、3778　さくらインターネット、3992　ニーズウェル、6432　竹内製作所、130A　ＶＲＡＩＮ、5595　ＱＰＳ研究所、5591　ＡＶＩＬＥＮ、5574　Ａｂｅｊａ、3961　シルバーエッグ、5246　Ｅｌｅｍｅｎｔｓ、9348　ｉｓｐａｃｅ、5132　プラスゼロ、7014　名村造船、1514　住石ＨＤ、5885　ジーデップ、6855　日本電子材料、2743　ピクセル、3858　ユビキタス、9704　アゴーラ、3857　ラック、6625　Ｊａｌｃｏ、6882　三社電機、6838　多摩川ＨＤ、9978　文教堂などに短期資金が流入。

【ウォッチ＆銘柄】

△▼　6966　三井ハイテック
24年1月期経常益予想を158億円から217億円に上方修正。8746　第一商品、2345　クシムなどとともに割り切り対象でケア。

△　3660　アイスタイル
勘助氏関連として先週火曜（2/27）から注目中。本日は470円スタートからテコ入れとチョウチン買いにて一気に509円まで8％上昇。エムアップ（3661）も下値切り上げ歩調をキープ。

△　9166　Ｇｅｎｄａ
こちらも昨日午後のコメントでフォロー。「時価総額高めの東証グロース株」は二極化が進展していますので、流れの良いものは脱力対応が妙手。

△　6264　マルマエ、6072　地盤ネット
こちらでもお伝えしてきた経緯からＳラボ提案としては取り下げましたが、押し目買い・短期回転狙いで継続注視。ＡｎｙＣｏｌｏｒ（5032）はテクニカル改善待ちのリベンジ狙いでケア。

■　後記 ： 明日の日本市場もパウエルＦＲＢ議長の議会証言前の模様眺めが本線。「メジャーＳＱ週の水曜日」は先物主導で相場が荒れやすいため、市場環境に目立った変化がないままのブレ（39,800円割れ、40,300円超え）も念頭に。

11月の米大統領選挙に向けた候補者選びのヤマ場となる‘スーパーチューズデー’に絡めては、トランプ氏の共和党候補選出 → 織り込み済みによりマーケットへの反応は限定的になると見込まれます。先物での利確ラッシュの‘建て前’として利用されるシーンにも軽めに警戒。

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★　8308　りそなＨＤ
2/2　805円　→　3/5　867円　＋62　7.7％上昇
会員サークルでは、先週火曜850円台までの上昇過程での５割利確 → 木曜813円までの買い下がり（によって概ね買い直し完了） → 本日867円までの上昇過程で3－5割程度の利確...と展開中。

エヌビディア次第かつ局所物色（極一部の銘柄が買われている）に過ぎない半導体セクターに比べて、金融セクターは「ビジョンと戦略」が有効な環境が続いています。

地合いの変化に注意しつつも、再来週の日米中銀会合とその先を見据えて対応していく予定です。

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