■　今週の展望 ： 高値更新モード ± 先物需給

先週末ＮＹタイムの日経先物は40,190円（＋190）で取引を終えているため、今週は40,000円の大台からのスタートが濃厚。週末にかけても世界的な日本株買いの潮流を追い風とする上値模索トレンドの継続が本命視されます。想定レンジは39,600－40,600円。

年初から約7,000円もの上昇による利確バイアスの高まり、高水準のＭＡＣＤ陰転による調整含みのテクニカル、外資勢の３月の売り越し傾向、週末のメジャーＳＱに絡めた先物需給のブレやすさなどを踏まえれば、突発的な需給陰転の他、火曜の中国全人代、水曜のパウエルＦＲＢ議長の議会証言などに起因する利確ラッシュ → 39,000円台前半までの下振れをリスクシナリオとして念頭に。

中小型株需給に関しても、2月半ばからの東証グロース指数のテクニカル良化を追い風とする買い優勢の展開が本線。もっとも、日経高に伴う東証主力株への短期資金流入が足かせとなっている他、半導体・ＡＩ関連以外の中核テーマの乏しさ、先週の低位株の活況が示す「楽観相場の最終局面」などを踏まえれば、個々のテクニカルに応じたリスク管理も丁寧に。