kamioka01のブログ

普及しながら学習の内容を共有します

読んでくださってありがとうございます。

■ NY株展望 1/29-2/2: 買い優勢 ± FOMC・ハイテク決算

昨日のNY株式市場は続伸。朝方発表された23年12月の米個人消費支出において物価指標(コアPCEデフレータ)が前年同月比+2.9%で着地し、11月から伸び率が縮小。市場予想の+3.0%も下回り、FRBの利下げ期待を高めて買いが先行。11時ごろに38,215ドル(+166)まで上昇すると、引けにかけては週末リスクや来週のFOMC・ハイテク大手の決算を意識した利確売りが重石となって38,100ドルを挟んだ持ち合いに移行。


個別では決算を嫌気されたインテルが前日比10%超の下落により指数の足を引っ張ったものの、アメックス、ユナイテッドヘルス、ボーイング、ナイキなどが指数をサポート。ナスダックは反落。インテルショックにて半導体株が軟調に推移。


NYダウ 38,113ドル +64
ナスダック 15,455 -55
米10年債利回り 4.141% +0.019
為替 148.06円/ドル
NY原油 78.23 +0.88
日経先物 35,910円 +230


■ テクニカル : NYダウは10月下旬からの大幅高に対する「持ち合いによる日柄調整」をこなしながらの上値切り上げトレンド優位の形状。




SOX(フィラデルフィア半導体株指数)も押し目買い優位の形状。ただし、13週線との10%近い乖離が示す過熱感・下押しバイアスの高まりには要注意。




米長期金利(10年債利回り)は下方オーバーシュートとお伝えした4.0%割れからの「リバウンド基調継続」優位の形勢。




【主な政治経済イベント】
1/30(火)米FOMC(~31)、米雇用動態調査(JOLTS)求人件数、決算:シスコ、アルファベット。、マイクロソフト、AMD、UPS
1/31(水)米1月ADP雇用報告、決算:ボーイング、クアルコム
2/1 (木)米1月ISM製造業景気指数、決算:アップル、アマゾン、メタ
2/2 (金)米1月雇用統計、決算:シェブロン


■ NY株展望 : 買い優勢 ± FOMC・ハイテク決算


12月PCEデフレータを筆頭に複数の物価指標がインフレ鈍化を示唆。よって、FRBの利下げサイクル入り期待を追い風とする上値模索トレンドをベースとしながら、FOMC・米ハイテク企業の決算の内容を加減した推移へ。想定レンジは37,800-38,600ドル。


FOMC・パウエル議長の会見に関しては、早期利下げ期待にはくぎを刺しつつも、将来的に利下げに向かう方針を示唆 → 短期的な需給変動要因にとどまる流れが本線。


本番を迎える企業決算に関しては、指数寄与度の大きいマイクロソフト、アップルに注目。SOX(フィラデルフィア半導体株指数)の過熱感による利確バイアスの高まりに加えて、テスラ・インテルなどハイテク大手の決算が売り材料視されるケースが多発している背景を踏まえれば、ハイテク株への利確売りの連鎖の起点となり、本格調整トレンド入りに移行するケースにも要警戒。

×

非ログインユーザーとして返信する