おはようございます

昨日のＮＹ株式市場は反発にて過去最高値を更新。。10－12月期実質ＧＤＰ速報値（前期比年率＋3.3％、市場予想＋2.0％）が景気の安定感を示唆した一方、物価指標がインフレ動向の鈍化を示す“いいとこどり”で着地したことで「金利低下・株高」基調でスタート。利確売りに押されて37,800ドル付近まで下落する場面もあったものの、引けにかけては持ち直す展開に。S&P500は5日連続の高値更新。

ナスダックも小幅に続伸。決算を嫌気されたテスラ株が指数の足を引っ張ったものの、アルファベット、ネットフリックス、半導体セクターが堅調に推移。

ＮＹダウ　38,049ドル　＋242
ナスダック　15,510　＋28
米10年債利回り　4.126％　－0.050
為替　147.70円/ドル
ＮＹ原油　77.36　＋2.27
日経先物　36,050円　－170

□　本日の展望 ： 続・利確賛成ムード

日銀会合後の利確賛成ムードを引き継いだ35,900－36,300円レンジの売り優勢の展開が本線。週末リスクや来週のＦＯＭＣを意識して実需筋の様子見ムードが予想されるため、先物主導の突発的な下押し ≒ 35,800円割れもリスクシナリオとして念頭に。

★　本日の戦略 ： 「ＦＯＭＣ後の踏み込み強化」への準備！

今晩の米12月個人消費支出におけるＰＣＥデフレータがインフレ鈍化を示す場合にはＮＹ株は更なる上値を試しうるものの、米インフレ鈍化思惑による米長期金利低下 → ドル円の軟勢に伴い日経先物は上値押さえられる展開が予想されます。

ＦＯＭＣに関しても同様の反応（ＮＹ株高 ≠ 日本株高、ＮＹ株安 ≠ 日本株高）が想定されますが、日米ともにテクニカルが「プチバブルに対する利確売りの建て前を欲している状況」だけに、売買戦略としては本日も下押しケアを優先。

よって、ＦＯＭＣ通過までは３割程度の余力維持、ストレス玉を中心とした手仕舞い条件の見直しと徹底、要所での日経ベア（1360）の買い増しによるリスク管理も丁寧にこなしながら、好トレンド銘柄主体・保有銘柄数の増やす着に注意しながらの強気スタンスを並行していきたいところ。

★☆新規買い対象は本日から３銘柄に絞り込み、「ＦＯＭＣ後の踏み込み強化」への準備を進める予定です。

【ウォッチ銘柄】

△▼　9878　セキド
24年3月期経常益予想を0.6億円から1.3億円に上方修正。4592　サンバイオ、昨夕触れた未来工業（7931）などとともに割り切り対象でケア。