おはようございます。

昨日のＮＹ株式市場は反落。前日までの直近4日で1,000ドル近い上昇や節目の35,000ドルを意識した利確売り、ネットワーク機器のシスコシステムズや小売りのウォルマートの決算絡みの下落などが重石に。

もっとも、34,800ドル台前半では旺盛な押し目買い需要に加えて、労働需給のひっ迫感を緩和させた週間新規失業保険申請件数（23.1万件、市場予想22万件）、コンセンサスを上回った11月フィラデルフィア連銀製造業景況指数（マイナス5.9、市場予想マイナス7.5）などの経済指標が下支え。

テクニカルは「上昇トレンド内の良識的な調整」優位の形状。

ナスダックは小幅に続伸。再び4.5％を割り込んだ長期金利がサポート役となり、マイクロソフト、アルファベット、エヌビディア、AMDなどが堅調に推移。

ＮＹダウ　34,945ドル　－45
ナスダック　14,113　＋9
米10年債利回り　4.449％　－0.088
為替　150.73円/ドル
ＮＹ原油　72.90　－3.76
日経先物　33,400円　－50

□　本日の展望 ： 高値持ち合い ± 週末需給

直近の大幅高や週末リスク、過熱気味なテクニカルを意識した利確売りが重石となりつつも、米長期金利の軟勢、市場マインドの良化が下支えとなる直近高値圏での持ち合いが予想されます。想定レンジは32,200－32,600円。

日中首脳会談に関しては、前日の米中首脳会談と同様に当たり障りのない結果による無風通過が本線。

★　本日の戦略 ： 物色の正常化・二極化対策も念頭に！

テクニカルと市場マインドの良化に順じた強気スタンスを継続。下方オーバーシュート気味な米長期金利、平時の週末リスクを念頭に３割前後の余力維持、ストレス玉の縮小を優先したら、攻撃面では以下の２方面の資金配分を意識したポジション形成、押し目買い・上昇時の売りすぎ注意スタンスを丹念に。

（１）逆襲狙いの第二段階 ≒ 日経連動タイプの上昇トレンド狙い ： 東証主力・準主力・時価総額の大きい中小型株にて、日経32,600－32,800円を下値メドと想定した広めレンジの買い下がり。

（２）逆襲狙いの第3段階 ≒ 値動きと流動性高め（出来高多め）の好トレンド中小型株での短期回転狙い。

※　ポジション全体での近似テクニカル銘柄、特に8,9月高値から下方乖離している銘柄の複数保有はＮＧ → 取捨選択による好トレンド銘柄の保有率向上が正攻法。

リスク管理 ： 現状の株価のサポート要因となっている「ＦＲＢの金融引き締め終了期待、米長期金利の軟勢」の持続性には疑問が残ることや、日経平均のテクニカル調整余地、平時の週末リスクなどを念頭に、3割前後の余力維持、ストレス玉の縮小なども抜かりなく。

★☆Ｓラボ新規買い対象４銘柄も昨夕の戦略を踏襲。☆★新銘柄は１タイプからの選択を検討していますが、日経の調整が不十分なため本日中のご提案は見送ります。２タイプに関しても出遅れ銘柄が積極的に物色される地合いではないだけに、本日中は☆ 9100番台銘柄と☆ 昨日からの新スポット銘柄に絞って対応。

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