本日の日経平均は続伸。月初40,600円水準から先週末37,000円付近までの暴落による自律反発機運や売り方の買戻し需要の高まりによる前日のリバウンド基調を引き継ぎ、寄り付き直後に37,817円（＋378）まで上昇。累積している戻り売りバイアスに押されて11時過ぎに37,400円割れまで軟化すると、午後は37,000円台半ばで持ち合う展開に。東証主力株は買い優勢。

日経平均　37,552円　＋113、Topix　2,666　＋3
日経先物　37,550円、為替　154.73円/ドル
ＮＹダウ先物　38,457ドル　＋11

日経平均のテクニカルは、右肩下がりの5日線に上値抵抗感を示したため、先週末安値（36,733円）での底打ち判断には至らず。

中小型株は　9519　レノバ、5026　トリプルアイズ、135A　カウリス、166A　タスキ、4264　セキュア、5892　Ｙｕｔｏｒｉ、6814　古野電気、4587　ペプチドリーム、6707　サンケン電気、2743　ピクセル、6769　ザイン、2315　ＣＡＩＣＡ、5216　倉元製作所、1407　ウエスト、6659　メディアリンクスなどに短期資金が流入。

【ウォッチ＆銘柄】

△▼　6467　ニチダイ
24年3月期経常益予想を2.55億円の赤字から0.64億円の黒字に上方修正。1815　鉄建建設、9416　ビジョン、6254　野村マイクロ、4316　ビーマップ、9166　Ｇｅｎｄａなどとともに割り切り対象でケア。

△　4476　ココナラ
東証グロースの需給良化狙いで継続注視。Ｅｌｅｍｅｎｔｓ（5246）も昨日の急騰を踏まえれば、まずまずの動き。

△　9519　レノバ
先週日曜（4/14）のメルマガ銘柄。「半導体・ＡＩ関連の低迷を背景とする再生関連へのディーラー資金の流入狙い」として取り上げ下ましたが、本日は前日比10％の大幅高。会員サークルで触れたイーレックス（9517）も好ムードを継続。乗り換え重視スタンスが有効な地合いではないため、引き続き押し目買いスイング狙いで注目。

☆　7014　名村造船
3月ご提案時は短期12％高を達成。バルチック海運指数（ＢＤＩ）の復調気配、騰勢継続中のドル円を追い風とする2月以降の上昇第三波狙い。東証グロースに対するスタンダード銘柄の相対的優位性も配慮。

先週木曜1,760円までの買い下がりにて仕込みセット → 1,940円台での一部利確 → 1,760円付近での買い直し → 昨日1,920円付近での一部利確 → 1,750円台までの調整にて買い直し...と展開中。

細かい売り買いが本旨ではありませんが、不安定な地合い柄、目先の乱高下も小口逆張りで対応。明日もマイルドな押しは腰を据えて臨む予定です。

■　後記 ：「暴落後のリバウンド2日目」にして騰勢を欠いたため、明日の日本市場は日米中銀会合を意識した様子見色の強い展開が本線。依然として売り方主導の下ブレ余地を内包している事から、外部環境の悪化に際しては37,000円の攻防に要警戒。

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