東京市場(4/18) 38,000円の攻防
本日の日経平均は反発。直近のテクニカル悪化や前日の米ハイテク株安を嫌気したパニック売りにて9時台に37,644円(-316)まで下落。売り一巡後は、月曜寄り付きから4日で2,000円強もの下落による先物での売り方の買戻し需要を含む自律反発機運の高まりなどが下支えとなり、14時半ごろに38,216円(+254)まで上昇。東証主力株は金融・保険など金利敏感セクターを中心に概ね堅調。
日経平均 38,079円 +117、Topix 2,677 +14
日経先物 38,160円、為替 154.15円/ドル
NYダウ先物 38,081ドル +91
日経平均のテクニカルは、本日の反発をもってしても38,500円台後半に控える5日線に距離を残しているため、「調整トレンド中のアヤ戻し」と捉えるのがスマート。ただし、年初からの上昇トレンドの正念場とお伝えしている38,000円水準に一定の下値抵抗感を踏まえれば、本日安値での底打ち反騰トレンド入りも楽観シナリオとして念頭に。
中小型株は 3915 テラスカイ、5726 大阪チタニウム、1514 住石HD、7014 名村造船、4107 伊勢化学、3719 ジェクシード、135A VRAIN、3133 海帆、3479 TKP、9166 Genda、3195 ジェネレーションパスなどに短期資金が流入。東証スタンダード・グロース指数のテクニカルはともにもうひと伸びで5日線超え → 底打ち気配が生じうる形状。
【ウォッチ&銘柄】
△▼ 6193 バイチャレクス
24年3月期経常益予想を3.3億円から4.4億円に上方修正。3091 ブロンコビリー、6999 KOA、6696 トラースOP、8783 GFA、156A マテリアルGなどとともに割り切り対象でケア。
△ 6228 JET、626●、71●●
TSMCの好決算をきっかけとする半導体セクター中小型株の騰勢アップ狙いでケア。
■ 後記 : 今晩のNY市場は、東京タイムのNY株先物の動向からはリバウンド相場が期待されますが、趨勢としては月初からの調整トレンド継続が本命視されます。予定されているイベントでは、4月FF連銀製造業景気指数、3月中古住宅販売、引け後のネットフリックスの決算に注目。
ワシントンで開催されるG20財務相・中銀総裁会合に関しては、日本はドル安・円高是正についての協調を求める構え。米サイドのリップサービスによってはドル円が152円台まで軟化する可能性もありますが、欧州勢を中心にドル高を喫緊の課題と捉えていない国も多いため、円相場に関する特段の合意なしで決着 → ドル円・日経先物双方への影響は限定的となりそうです。
明日の日本市場は、米当局による「21日のイスラエルによるイラン攻撃」予告がネックとなるリスク回避優位の展開が本線。38,300円台まで軟化してくる5日線超えに際してはリバウンドに弾みがつく展開も期待されますが、売買戦略としては38,000円からの下放れによる「37,000円の攻防」を念頭に対応したいところ。
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