本日の日経平均は急騰。前日のＮＹタイムにおける米消費者物価（ＣＰＩ）が示したインフレ鈍化傾向 ≒ ＦＲＢの金融引き締め長期化懸念を背景とする「米金利安・株高」基調に加えて、米下院でのつなぎ予算案を可決を好感して買いが先行。

寄りから節目の33,000円を突破すると、買い一服後の底堅い経過が売り方の焦り（更なる買い戻し需要）を強め、後場寄りから33,400円台に到達。引けにかけても騰勢は衰えず、14時台には33,500円を突破。

寄り前に発表された国内7－9月期実質ＧＤＰ速報値は、前期比0.5%減、年率換算で2.1%減で着地。3四半期ぶりマイナス成長を示したものの、景況感の悪化 → 日銀の緩和策解除ペースの緩和期待 → 国内金利の低下を経て、潜在的な株高要因として作用。

11時発表の中国マクロ指標（10月小売売上高、鉱工業生産）に関しては、市場予想を上回る内容をシンプルに買い材料視。香港ハンセン指数の急騰も日本株をサポート。

日経平均　33,519円　＋823、Topix　2,373　＋27
日経先物（12月限）33,450円、為替　150.57円/ドル
ＮＹダウ先物　34,940ドル　＋53

中小型株は　3486　グローバルリンク、7059　コプロ、3391　ツルハ、4449　ギフティ、6266　タツモ、3245　ディアライフ、9519　レノバ、6961　エンプラス、6323　ローツェ、3397　トリドール、2160　ＧＮＩ、4478　フリー、6027　弁護士ドットコム、9338　ＩｎｆｏＲｉｃｈ、3133　海帆、5258　トランザクション、4165　プレイド、7048　ベルトラ、6249　ゲームカード、9327　イーロジット、4040　南海化学、2652　まんだらけなどに短期資金が流入。

【ウォッチ＆Ｓラボ銘柄】

△　9212　ＧＥＩ
住友林業（1911）と木質バイオマス化学品の研究開発で資本・業務提携。4287　ジャストプランニング、9246　プロジェクトカンパニー、2762　ＳＡＮＫＯ、4011　ヘッドウォータースなどとともに割り切り対象でケア。

△　5715　古河機金
業績トレンドのしっかりした低PBR銘柄のマイルドな上昇トレンド狙いで継続注視。

★　8604　野村ＨＤ
日経平均の上昇には見劣りするものの、ポートフォリオの土台固めや年初からの特異の好需給を見込んだ取り組みだけに、現況も肩の力を抜いて対応してください。

☆　4055　Ｔ＆Ｓ
11/14　2,350円　→　11/15　2,626円　＋276　11.7％上昇
米長期金利の頭打ち感に伴うフィラデルフィア半導体株指数（ＳＯＸ）のテクニカル良化 → 国内半導体株におけるＳＯＸへの感応度の高さ ＋ アルファに触れながら昨日から参戦。

仕込み不十分なままの2日で11％高は理想的な流れではありませんが、少なからぬアドバンテージを活かすべく、明日も押しは丁寧に！※　新規買い対象は☆★新銘柄に回ってください。

■　後記 ： 週末にかけても、中国首相と日米トップとの会談、米マクロ指標や小売り大手の決算などが控えていますが、最注目の米消費者物価とつなぎ予算が株価にプラスに反応しているだけに、明日も押し目買い・上昇時の売りすぎ注意スタンスを基調とする強気戦略を邁進していきたいところ。
銘柄選別はポートフォリオ内における以下の２タイプのバランスを意識。

（１）東証主力・準主力・時価総額の大きい中小型株での、日経高に追随した上昇トレンド狙い。逆襲狙いの第二段階。

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