本日の日経平均は大幅続伸。前日の日銀金融政策決定会合においてＹＣＣ修正（長期金利の上限1.0％ → 1.0%メド）が市場が懸念していたレベル（1.5％への修正）に達しなかったことで買い安心感や売り方の買い戻し需要が高まった他、前日のＮＹ株高を追い風に買いが先行。

日米長期金利の騰勢や今晩のＦＯＭＣを意識した戻り売りが重石となって11時過ぎに30,300円台まで軟化したものの、午後は31,500円を挟んで持ち合った末、先物への散発的な大口買いにより一日の高値で取引を終了。

東証主力株はアドバンテスト（6857）、日本精工（6471）、オークマ（6103）、住友ファーマ（4506）など決算を嫌気された銘柄を除いてほぼ全面高。

日経平均　31,601円　＋742、Topix　2,310　＋56
日経先物（12月限）31,600円、為替　151.27円/ドル
ＮＹダウ先物　33,047ドル　－88

日経平均のテクニカルは、窓空け急騰、10日線超えなどが「30,500円水準での底打ち・反騰トレンド入り」を示唆。

中小型株は　6727　ワコム、9119　飯野海運、6951　日本電子、6023　スタンレー電気、3762　テクマトリックス、4617　中国塗料、6028　テクノプロ、9110　ＮＳユナイテッド海運、3482　ロードスター、6173　アクアライン、4068　ベイシス、7014　名村造船、9828　元気寿司、3779　Ｊエスコム、7918　ヴィアＨＤ、3189　ＡＮＡＰなどに短期資金が流入。

全般的には好決算東証プライム銘柄への短期資金流入の煽りを受けた「日経ーアルファ」が顕著に。

【ウォッチ銘柄】

△　　7291　日本プラスト
24年3月期経常益予想を8億円から30億円に上方修正。寿スピリッツ （2222）、 三菱食品 （7451）、あじかん （2907）、東京インキ （4635）、サックスバー（9990）などとともに割り切り対象でケア。

★　8604　野村ＨＤ
先週末引け後に発表した中間決算は、営業収益が前年同期比約2倍、税引き前利益は2.38倍に急拡大。本日も「派手さのないマイルドな上昇波動狙い」の期待通りに推移。明日も押しは5●0円までを強気に、続伸時は肩の力を抜いて！　※　以下の★ 4000番台とのテクニカル近似を踏まえ、会員サークルでは新規買い対象からは外しています。　

★　4000番台主力銘柄
岸田政権によるウクライナ農業支援の強化方針、0.5倍台の低ＰＢＲなどを背景とする見直し買い余地に加えて、相対的に底堅いテクニカルにより東証主力・準主力内での比較優位を維持。10月の1,300円台後半の持ち合いを腰を据えて臨んだら、目先の上下も“逆襲の土台固め”狙いで強気に。

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