前場の日経平均は続伸。注目の米11月消費者物価を経て騰勢を維持したＮＹ株を追い風に買い優勢で寄り付くと、10時過ぎに33,100円台まで買われた後もしっかりと推移中。東証主力株は「売り優勢」。引き続き、先物での短期需給のブレによる日経高を印象付ける格好。

中小型株は4880　セルソース、4318　クイック、1730　麻生フォームクリート、9439　エムエイチ、5597　ブルーイノベーション、4883　モダリス、4598　デルタ、9166　ＧＥＮＤＡなどが商いを伴って大幅高。全般的にも昨日の横並びの下落の反動により総じて堅調。

□　午後の展望 ： 買い優勢

33,000円を挟んだ堅調地合い継続が本線。ＦＯＭＣへの警戒感が薄れているため、先物主導のｔｐっ発適一段高 → 33,200円超えも楽観シナリオとしてケア。

■　午後の戦略 ： ＦＯＭＣ前の過不足調整！

来週の日銀会合に絡めた需給環境の不透明感、前場の日経高への反応が緩慢な東証グロース指数を踏まえれば「現状は勝負どころではない」イメージにて、３割＋アルファの余力確保を中心とするリスク回避を優先しながら、ターゲットと条件を絞った仕込みスタンスを継続。

【ウォッチ銘柄】

△　7003　三井Ｅ＆Ｓ、4819　デジタルガレージ
売却は上昇トレンド形成中の銘柄の前に、含み損銘柄から検討いただくのが正攻法。

△　9166　ＧＥＮＤＡ
昨日の戻り売りをこなした直後の上値追いによりテクニカル良化が顕著に。割り切り対象で継続注視。同じく先月の☆銘柄、カバー（5253）は2,700円台前半の下値抵抗感が確認できた後の再エントリーが有効と判断。

△4676　フジメディア
英系ファンドの大量保有報告を材料視して大幅高。ＴＢＳ（9401）、日本テレビ（9404）などへの短期資金が派生。

△　1514　住石ＨＤ
長めの陰線 or 出来高2000万株超えまではマネーゲームとして楽しめそうです。

△　2929　ファーマフーズ
一昨日の決算はさほどの悪材料には映りませんが、それだけに潜在的戻り売りバイアスが高まっていそうです。段階的な乗り換えによるリカバー狙いが妥当。