おはようございます。

昨日のＮＹ株式市場は続伸。朝方発表される11月消費者物価は（昨夕触れたように）総合指数が前年同月比＋3.1％、コア指数が＋4.0％と市場予想通りに着地。インフレ沈静化傾向を示唆した事で買いが先行。36,500ドル台では翌日のＦＯＭＣの結果待ちにより伸びを欠いたものの、連日で年初来高値を更新。

ＮＹダウ　36,577ドル　＋173
ナスダック　14,533　＋100
米10年債利回り　4.206％　－0.033
為替　145.49円/ドル
ＮＹ原油　68.61　－2.71
日経先物　32,860円　＋150

□　本日の展望 ： 買い優勢も上値重く

ＮＹ株高を好感した続伸スタート後、引けにかけては今晩のＦＯＭＣを前にした様子見色の強い展開へ。想定レンジは32,700－33,050円。先物需給が先週から荒れているだけに、突発的な乱高下も念頭に。中小型株全般では日経高には緩慢な、日経安には過敏な反応に要注意。

★　本日の戦略 ： 余力残しでＦＯＭＣを迎える！

昨晩の米ＣＰＩはポジティブに通過。今晩のＦＯＭＣもＮＹ株の短期的な調整要因とはなっても、トレンド陰転のきっかけにはならないとみています。

日経平均に関しては、終値で33,000円台を回復するようなら市場の懐疑心低下によるリバウンドピッチの加速が期待される反面、来週の日銀金融政策決定会合の内容と為替を含めた外資勢動向を確認するまでは下振れ再開への油断は禁物。

個別株全般の「日経ーアルファ」な需給環境を踏まえれば、「現状での大勝負は博打性が高い」だけに、本日も３割＋アルファの余力維持、手仕舞い条件の徹底を軸とする守備的布陣で臨みたいところ。攻撃面でも先週からお伝えしている「買いそびれはＯＫ」イメージにてターゲットと条件を絞った仕込みを継続。

【ウォッチ銘柄】

△　4813　ＡＣＣＥＳＳ
ＮＴＴ（9432）とＩＯＷＮ実現に向けて資本・業務提携。

△　7831　ウィルコ
24年10月期経常損益の黒字転換予想を発表。昨夕触れたハースクレイ（7561）などとともに割り切り対象でケア。　

△　7201　日産
発行数の5.03％の自社株買いを発表。

△　6370　栗田工業　
東証準主力系銘柄の出直り期待、押し目買いスイング狙いで注目。ＴＳＭＣ関連・・・半導体工場の運営に不可欠な水関連としても中長期で注目。