おはようございます。

昨日のＮＹ株式市場は続伸。前日の下院に続く上院でのパウエルＦＲＢ議長の議会証言における米経済への楽観的な見通し、利下げ開始の条件となる物価の安定を達成できるとの確信を持てるようになるのに「そう遠くない」発言などを好感。ナスダックも続伸。アナリストの高評価を追い風としたエヌビディア、マイクロンなど半導体セクターが指数高を牽引。

ＮＹダウ　38,791ドル　＋130
ナスダック　16,273　＋241
米10年債利回り　4.090％　－0.014
為替　148.09円/ドル
日経先物（6月限）　39,530円　＋170

□　本日の展望 ： リバウンド優位も上値重く

ハイテク主導のNＹ株高を好感した反発スタート後、引けにかけては前日の急落の余韻、今晩の米2月雇用統計を含む週末リスクへの警戒感などが重石となる上値の重い展開が本線。想定レンジは39,500－39,900円。メジャーＳＱ通過後の先物需給の更なる悪化による39,000円台序盤までの下振れもリスクシナリオとして念頭に。

★　本日の戦略 ： 下落時の規律と上昇時の脱力で乱局に対応！

全体戦略としては、昨日の急落を含む目先の下落局面を‘良識的な調整’と捉えた強気スタンスを継続。ただし、来週は日銀会合を意識して積極的な買いが手控えられる一方、昨日のように利益確定売りが増幅しやすい環境となるため、以下のイメージでリスク管理もしっかりと。

・　平時の週末リスクに備えた2,3割の余力確保。

・　手仕舞い条件の徹底。中小型株全般や弱テクニカル銘柄に関しては「地合い－アルファ」な株価推移が予想されるため、条件の厳しめ設定がおススメ。

・　好トレンド銘柄の押し目買い・上昇時の脱力対応。

【ウォッチ銘柄】

△▼　4344　ソースネクスト　
ポケトークが25年中に上昇するとの報道。昨夕触れた内海造船（7018）などの他、ＳＢＩリーシシングＳ（5834）とともに割り切り対象でケア。