本日の日経平均は大幅続落。前日のパウエルＦＲＢ議長の議会証言後のＮＹ株高を好感して寄り付き早々に40,472円（＋381）まで上昇したものの、10時台に日銀要人の金融正常化に前向きな発言伝わると状況が一変。先物に利確売りが膨らんで10時台に節目の40,000円を割り込むと、引け際には39,518円（－572）まで軟化。にかけて下げ幅を拡大。

東証主力株は売り優勢。もっとも、（景況感の悪化ではなく）先物需給の悪化を主要因とする日経急落だったため悲観ムードは限定的。前日比マイナス銘柄は225銘柄で55％、東証プライムで全体でも56％止まりに。

日経平均　39,598円　－492、Topix　2,718　－12
日経先物　39,360円、為替　148.15円/ドル
ＮＹダウ先物　38,671ドル　－35

日経平均のテクニカルは10日線際までの下落により、「2月上旬からの上昇トレンド終了」気配が浮上

中小型株は　3315　日本コークス、7383　ネットプロ、6047　Ｇｕｎｏｓｙ、4813　Ａｃｃｅｓｓ、2695　くら寿司、3778　さくらインターネット、2330　フォーサイド、2345　クシム、5586　Ｌａｂｏｒｏ、4881　ファンベップ、5870　ナルネットなどに短期資金が流入。全般的には、東証グロース指数のテクニカル悪化に追随した売り優勢の構図。

【ウォッチ＆銘柄】

△▼　7180　内海造船
24年3月期営業益予想を20億円から29億円に上方修正。2130　メンバーズ、4890　坪田ラボ、4267　ライトワークス、5250　プライム・ストラテジー、4574　大幸薬品などとともに割り切り対象でケア。

★　8308　りそなＨＤ　
2/2　805円　→　3/7　922円　＋117　14.5％上昇
会員サークルでは目先で利確完了 → ★ 本日からの新銘柄への乗り換えを基本スタンスとして対応していますが、日銀会合（3/19－20）近辺の1,000円超えが視野に入る環境に変わりがない他、タイプＢは動きが緩慢なものが多いだけに、流れに乗っているこちらを「860円付近までの押し目買い直し、終値830円割れは手仕舞い優先」での強気継続もおススメ。

■　後記 ： 日経平均や東証主力・準主力に関しては、目先の押しも「良識的な調整」と捉えた押し目買いスタンスが正攻法。ただし、日米株価指数がともにテクニカル軟化気配を強めているため、日米中銀会合（3/18－20）前となる来週は39,000円台での持ち合いによる日柄調整、38,000円台半ばまでの値幅調整に注意も必要な環境です。中小型株に関しては、マネーゲームの反動による連鎖的投げ売りにも要警戒。

※　手仕舞い条件は（Ａ）好地合い対策、（Ｂ）低ＰＢＲ・高配当銘柄は甘め、（Ｃ）テーマ性高めの中小型株に関しては厳しめ設定がおススメ。

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