前場の日経平均は続伸。直近の騰勢や前日のＮＹ株高を追い風に、11:20現在36,800円台後半で堅調に推移。もっとも、景気浮揚感よりも先物需給の買い傾斜が勝った騰勢だけに、東証主力株は高安マチマチで経過中。

中小型株は　3778　さくらインターネット、9166　ＧＥＮＤＡ、4055　Ｔ＆Ｓ、4384　ラクスル、6254　野村マイクロ、9279　ギフト、2492　インフォマート、5574　Ａｂｅｊａ、9558　ジャパニアス、7273　イクヨ、6969　松尾電機などに短期資金が流入。

□　午後の展望 ： 買い優勢 ± 日銀会合

前場同様の堅調地合いをベースとしながら、日銀会合の結果を受けた先物での外資系動向を加減した推移へ。日銀会合における現状維持 → 株価の中立要因...をメインシナリオとみていますが、連日の騰勢を踏まえれば利確ラッシュのきっかけとなるシーンも念頭に。

■　午後の戦略 ： 強弱方針の修正は明日以降

日銀会合が無難に通過する場合には「日米中銀会合前の35,000円超えは上方オーバーシュート」前提の修正も検討していますが、本日引け後の植田日銀総裁の会見を経たＮＹタイムのドル円と日経先物の反応を確認するまでは油断は禁物。

よって、３割程度の余力確保、ストレス玉の大胆な縮小、継続予定銘柄の押し目買い狙いなどによるリスク管理を丁寧に。

☆　7342　ウェルスナビ ： 寄り付き1,860円付近での追加利確 → 1,800円付近までの調整過程での一部買い直しの後、（予定資金を当初より減らしたうえで）1,7●0円付近までの押し目買い直しスタンスで臨んでください。

★　2127　日本Ｍ＆Ａセンター ： 予定通り、785－800円レンジでは3－5割を利確 → 押しは7●0円付近までを買い直すスタンスで。

☆　5200番台銘柄 ： 従来戦略を踏襲。
☆　本日からの新銘柄 ： ターゲットプライスでの買い増し狙いを継続。
☆　昨日からの新銘柄 ： 日経急騰を踏まえて、一旦は新規買い対象から外します。

【ウォッチ銘柄】

△　1360　日経ベア ： 日経36,800円水準は予定通り小口買い増し。

△　9166　ＧＥＮＤＡ、5591　ＡＶＩＬＥＮ、34●●
テクニカル良化が顕著な旧Ｓラボ銘柄を割り切り対象でケア。Ｔ＆Ｓ（4055）、ギフティ（4449）は押し目買いスイング狙いでケア。

△　6526　ソシオネクスト
勘助氏注力中。ＫＯＫＵＳＡＩ<6525>に続いて、東証有力株での短期10％高の運用効果は大。

（補足）初心者向けマーケットの新定石（３）悩んだ時の対処法でお伝えしているように、現状のような過熱相場中の「上がったらとりあえず利確！」 は利益のぶつ切りリスクと最終的な高値掴みリスクを高めます。「利確後にどうするか」を明確にしてからの実行...を意識してください。