前場の日経平均は反落。ドル円の騰勢を受けて強含む場面もあったものの、直近の大幅高による利確バイアスの高まりがネックとなり、10時半ごろに35,587円（－314）まで軟化。売り一巡後は35,700円台で底堅く推移。東証主力株は値がさ・ハイテク株を中心には売り優勢。

中小型株は　3778　さくらインターネット、6814　古野電気、2337　いちご、6047　Gunosy、7172　ＪＩＡ、5595　ＱＰＳ研究所、4891　ティムス、5577　アイデミー、9211　エフコード、4424　ＡＭＡＺＩＡ、4176　ココナラ、1514　住石ＨＤ、6625　Ｊａｌｃｏ、3547　串カツ田中、9264　ポエックなどに短期資金が流入。

□　午後の展望 ： 利確賛成ムード ± 先物需給

日経先物でのマネーゲームを主要因とした直近の暴騰に対する良識的な利確賛成ムードが本線。35,500円台では押し目買いによる底堅い推移が見込まれますが、先物需給の売り傾斜による35,000円台前半までの深押し → テクニカルと市場マインドの軟化による個別全般の（目先の）投げ売りラッシュ...にも要注意。

■　午後の戦略 ： 続・「初押しは買い」も控えめに！

昨夕お伝えしてきたように、日経連動タイプや好トレンド東証主力株に関しては「初押しは買い」が有効と判断。

ただし、日本経済の浮揚期待を伴わない先物でのマネーゲームが直近の大幅高の背景だった経緯から、「日経安への過敏な反応」に注意すべく、手仕舞い条件の徹底によるリスク管理も忘れずに。中小型株に関しても個々のテクニカルに応じた強弱策を継続。

☆　3687　フィックスターズ ： さくらインターネット（3778）の後継狙いも念頭に、1,400円台半ばも売りすぎには注意。買い下がりメドは1,300円から1,3●0円に修正。

【ウォッチ銘柄】

△　1360　日経ベア
昨日36,000円付近での小口買い（増し）後、5日線超えも軽め追撃へ。