本日の日経平均は4日続伸にて1990年2月22日以来、約33年11カ月ぶりの高値で取引を終了。新年需給の買い傾斜、米長期金利の底打ち感に伴うドル円の騰勢に加えて、前日の大幅高による売り方の買戻しやチョウチン筋の飛び乗り買い需要などを背景に寄り付き直後に節目の35,000円を突破。13時ごろに35,157円（＋715）まで上値を切り上げると、引けにかけても堅調に推移。

日経平均　35,049円　＋608、Topix　2,482　＋38
日経先物　35,250円、為替　145.47円/ドル
ＮＹダウ先物　37,991ドル　＋55

テクニカル ： 火曜に期待シナリオとしてお伝えした「昨年6月以降の強めの上値抵抗帯である34,000円ブレイク → 35,000円トライ」が現実化。短期的には 上値模索 → 持ち合いによる日柄調整入り → 新たな上下波動の形成...が予想されます。

中小型株は　3778　さくらインターネット、6289　技研製作所、6381　アネスト岩田、7014　名村造船所、1514　住石ＨＤ、3896　阿波製紙、2437　シンワ、4766　ピーエイ、2468　フュートレック、9565　ウェルブレイド、7097　さくらさくプラスなどに短期資金が流入。

東証グロース指数のテクニカルは、12月下旬からの上昇に対する日柄調整を継続。下値切り上げ歩調が「持ち合い後は上振れ優位」を示唆。

【ウォッチ＆銘柄】

△　5269　日本コンクリート
24年3月期第2四半期経常益予想を8億円から15億円に上方修正。3080 　ジェーソン、7888　三光合成、7544 スリーエフなどとともに割り切り対象でケア。

△　3778　さくらインターネット
本日は12月☆スポット提案時の目標としていた2,500円超えを達成。

△　7180　九州ＦＧ　
12月下旬750円割れも買い向かった後、地合いの追い風もあって思惑通りに反転中。2024年のメガテーマの可能性が高い金融セクター ＆ ＴＳＭＣ・熊本関連として先高期待に変わりはないだけに、長期スパンでの押し目買い対象として継続的にご注目ください。

△　1570　日経レバ　　
12/21 ＋ 1/4 ≒ 20,520円　→　1/11　23,270円　＋2750　15％上昇
日経平均の上方オーバーシュート（の反動）に警戒すべく、会員サークルでは「目先で利確完了」をご提案済み。好地合い対応ポジションが手薄な方は資金枠を減らした強気継続がおススメ。

☆★全体戦略 ： 12月上旬の控えめの強気 → 12月下旬からの中小型株への踏み込み狙いが有効に機能。今朝方触れたように、今月後半に日米中銀会合を控えた今のタイミングでの日経35,000円超えは‘上方オーバーシュートの領域’と判断していますので、明日も「本気度を一段下げた強気策」で対応する予定です。

☆★銘柄戦略 ： 昨年末のさくらインターネット（3778）、ウェルスナビ（7342）に続き、ＧＥＮＤＡ（9166）が飛躍。東証主力株を軽視した地合い良化対応としての日経レバ（1570）一点勝負も資産底上げに寄与。
現在の新規買い対象は、★ 2127　日本Ｍ＆Ａセンター、☆ フィックスターズ、☆ 5000番台、☆本日からの新銘柄の４つに集約。

個別事情よりも全体戦略を優先するＳラボ方針（トップダウン戦略）から、目先の強引な勝負は避ける予定ですが、ディーラー筋を含む投資家心理が浮足立っているだけに、微調整を交えながら1月後半の日米中銀会合に向かっていく予定です。

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