東京市場(12/5) トップダウン戦略でテクニカル悪化を活かす!
本日の日経平均は大幅続落。前日の米ハイテク株安、週末のメジャーSQに絡めた先物需給の売り傾斜、テクニカル悪化によるリスク回避売りなどを重石に寄り付き直後に節目の33,000円を割り込むと、10時台には32,726円(-504)まで下落。押し目買い(戻し)にて13時過ぎに32,900円付近まで切り返す場面もあったものの、引けにかけては売り直される展開に。
東証主力株は値がさ・ハイテク株を中心に売り優勢。もっとも、225銘柄の3割強、79銘柄が前日比プラスで取引を終了した事やTOPIXの下落率(-0.84%)が日経平均(-1.37%)以下にとどまった事から、景況感の悪化ではなく、先物需給の軟化を下げの主要因とみるのがスマート。
日経平均 32,775円 -455、Topix 2,342 -19
日経先物(12月限)32,780円、為替 147.01円/ドル
NYダウ先物 36,205ドル -63
日経平均のテクニカルは、先週中に触れた強めの売りサイン(5日・10日線のデッドクロス、高水準でのMACD陰転)点灯に続く、本日の11月後半のレンジ下限(33,200円水準)からの下放れにより、下落トレンド入り気配を強める格好。
下値は終値ベースでの10月下旬安値から11月下旬高値の上昇幅(3,024円)のフィボナッチ(0・382)押しかつ節目が控える32,500円付近が強めの抵抗帯として意識されます。一段安に際しては一目均衡表の雲上限(32,000円台序盤)をケア。
中小型株は 3778 さくらインターネット、7280 ミツバ、6597 HPC、4597 ソレイジア、6232 ACSL、5885 ジーデップ、9419 ワイヤレスゲートなどに短期資金が流入。
☆ 9119 飯野海運
11/24 + 11/30 ≒ 1,189円 → 12/4 1,282円 +93 7.8%上昇
海運市況の良化に加えて、グロース系銘柄からから低PBRが豊富な海運セクターへの資金還流を見越した取り組み。会員サークルでは、先週木曜1,160円での買い増し( → 1,200円台序盤の追撃)、昨日1,280円台までの上昇過程で5割程度を利確...と展開中。明日も1,2●0円付近までの押しは買い直し好機として対処していく予定です。
★ 7003 三井E&S
11/21 506円 → 12/5 586円 +80 15%上昇
日米株価指数のテクニカル悪化を見込んだ「マイルドな上昇波動狙い銘柄の不用意な乗り換えはNG方針」で対応中。明日も御守り感覚での強気スタンスを継続する予定です。
※ 現在の★☆新規買い対象は☆ 4180 Appier、★ 7000番台の2銘柄に加えて、(本日買い条件に満たなかった)☆ 新・銘柄の3つに集約。
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11月序盤以降のSラボ戦略としては、(1)日経レバ主体の逆襲の土台固め → (2)東証主力・準主力株、流動性高めの好トレンド中小型株を中心視した逆襲の第二段階 → (3)好トレンド中小型株での短期回転狙いによる逆襲の第三段階 → (4)目先の日経高を11月の余韻と捉えた買いそびれOKスタンス...と変遷中。
目先に関しては先物需給、日米中銀会合(への思惑)なども確認しながらとなりますが、11月からお伝えしてきたように、11月の☆★銘柄の躍進は「12月後半の中小型株全般の信用期日明けに向けた戦闘態勢の準備!」であり、助走に過ぎないと判断しています。
すなわち、トップダウン戦略の観点からは目先の地合い悪化は追い風となるだけに、11月の好地合いの余韻を活かしつつ、次のステージに向けた戦略へと移行する予定です。
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