おはようございます。

昨日のＮＹ株式市場は大幅続伸。注目の10月消費者物価指数（ＣＰＩ）においてコア指数の前月比上昇率（＋0.2％、市場予想＋0.3％）をはじめ主要指標が市場予想を下回り、インフレとＦＲＢの金融引き締め長期化警戒を緩和させた事で債券買い（金利は低下）株式買いトレードが進展。7か月ぶりにプラス圏に浮上した独11月ZEW景況感指数、翌日の米中首脳会談における関係改善期待なども追い風に11時台に34,900ドル付近まで上昇すると、引けにかけては34,800ドル台で売り買いが交錯。

ナスダックも大幅高。テスラや半導体セクターを中心に、主要銘柄が全面高に。

日経先物はＮＹ株高を好感して33,000円台まで急騰。

ＮＹダウ　34,858ドル　＋520
ナスダック　14114　＋346
米10年債利回り　4.449％　－0.183
為替　150.25円/ドル
ＮＹ原油　78.26　＋0.00
日経先物　33,210円　＋500

日経先物（≒シカゴ日経225）は右肩上がりの10日線をサポートラインとする上昇トレンドを継続。

米長期金利（10年債利回り）は軟勢を強める格好。ただし、10月後半の5.0％を上方オーバーシュートとお伝えしたように、米マクロ動向や経済・財政動向などを踏まえれば、4.5％は下方オーバーシュートと判断。現状での「米金利低下を伴うハイテク主導の更なる株高基調」への過度の期待は避けるのがスマート。

□　本日の展望 ： 買い優勢

ＮＹタイムの取引を33,200円水準で終えた日経先物なりの大幅高スタート後、引けにかけては今晩の米中首脳会談、米つなぎ予算協議を見極めたいとの思惑から利確売りが上値の重石となる展開が本線。想定レンジは32,850－33,300円。

★　本日の戦略 ： ストレス玉の縮小 ＆ 持ち株の買い増し！

米ＣＰＩが想定以上の強材料として作用していますので、大局強気スタンスの継続が正攻法。ただし、難航している米つなぎ予算協議に起因する少なからぬ株価下押しリスク、米金利低下に伴う株高余地の欠しさなどを踏まえれば「目先の買い一巡後の調整局面入り」は不可避と判断。

よって、本日の日経大幅高局面は、前場を中心にストレス玉の縮小を計りつつ、攻撃面では「持ち株の買い増しの是非から検討する」スタンスで臨んでください。持ち株の整理にメドが立っている積極派の方は新銘柄の打診買いも妙手。

★☆Ｓラボ銘柄も当観点にて昨夕の戦略をベースに、悩んだら小口買い増し・売りは最小限にとどめる方針で。今回の“逆襲＋アルファ狙い”を確固たるものとすべく、本日からは☆ 4000番台の仕込みを開始！

【ウォッチ銘柄】

△　9211　エフ・コード、4476　ＡＩ　ＣＲＯＳＳ、9268　オプティマス、5033　ヌーラボ、2215　第一屋製パン、2652　まんだらけ、4588　オンコリス
昨夕触れたＩＮＦＯＲＩＣＨ（9338）などとともに好ＩＲに絡めた割り切り対象でケア。

△　5715　古河機金
業績トレンドのしっかりした低PBR銘柄のマイルドな上昇トレンド狙いで注目。

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