前場の日経平均は急落。前日のＮＹ市場での長期金利高・ハイテク株安を嫌気して寄りから節目の31,000円を割り込むと、投げ売りを巻き込んで10時前には30,600円台まで軟化。東証主力株はほぼ全面安。中小型株も主役クラスを中心に投げ売りが連鎖。

□　午後の展望 ： 売り優勢、先物主導の二段安にも要注意

テクニカルと市場マインドの悪化、今晩のＥＣＢ理事会前の実需筋の様子見ムードなどが足かせになる軟調地合い継続が本線。30,500円台では売り方の買い戻しが下支えになるとみていますが、東京タイムに入っても騰勢を強めている米長期金利動向を踏まえれば、先物での仕掛け売りによる30,500円割れもリスクシナリオとして念頭に。

■　午後の戦略 ：下方オーバーシュート・30,000円の攻防の双方を念頭に

「現状での31,000円割れは下方オーバーシュート」を念頭に、★ 日経レバ、東証主力・準主力銘柄から的を絞った買い下がりスタンスを継続。

一方、短期的な下値の見えにくさ、来週の日米中銀会合に絡めた一段安リスク → 「30,000円の攻防」 も踏まえれば、3割程度の余力維持、手仕舞い条件の徹底、ストレス玉のポジション縮小などによるリスク管理も抜かりなく。