本日の日経平均は急反落。先週の日銀会合を挟んだ4日で2,100円余りの上昇による利確バイアスの高まり、日経高を先導してきたドル円の騰勢一服感などを重石に終日軟調に推移。引け際には先物に大口売りが散発し、一日の安値で取引を終了。東証主力株は値がさハイテク株を中心に概ね軟調。

日経平均　40,414円　－474、Topix　2,777　－35
日経先物　40,110円、為替　151.24円/ドル
ＮＹダウ先物　39,785ドル　－83

中小型株も大半が日経安による市場マインドの悪化を重石とする中、7148　ＦＰＧ、3266　ファンクリ、8946　アジアンスター、2820　やまみ、6232　ＡＣＳＬ、5595　ＱＰＳ研究所、9235　売れるネット、7352　TwoStones、7794　ＥＤＰ、５８９２　Ｙｕｔｏｒｉなどに短期資金が流入。

【ウォッチ銘柄】

●　1570　日経レバ　
29,800円付近までの押し目買い直しスタンスで継続注視。

△▼　2933　紀文
マルハニチロ（1333）との資本業務提携を発表。4570　免疫生物研究所、4583　カイオム、5885　ジーデップ、4752　昭和システムなどとともに割り切り対象でケア。

▼　2158　Ｆｒｏｎｔｅｏ
昨日ウォッチ銘柄として取り上げ、本日は775円寄り付きから825円まで50円幅・6％強の上昇に。しかし、本日引け後に24年3月期経常損益を下方修正（1.5億円の黒字 → 2.2億円の赤字）。3億円の赤字がコンセンサスだっただけに、買い材料視される可能性もあるとみていますが、ＡＩ関連全般の需給不安、現時点でのＰＴＳ急落（17時現在、前日比－11％）を踏まえれば一旦は距離を空けて接してください。お持ちの方は明日・明後日までの安く見える場面を小口買い増し → 戻り売り → 再戦の是非を検討...スタンスがおススメ。

■　後記 ： 個別全般に「先週末に直近高値を付けた後に陰線引け → 本日も陰線にて続落」タイプのテクニカルが急増しています。これらの複数保有にリスク分散効果は乏しいため、銘柄の絞り込み、売買タイミングや条件の分散など戦略の工夫がおススメ。

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