前場の日経平均は続落。目立った悪材料が見当たらない中、来週の日銀会合を意識した「先物での買い玉整理」を背景に売り優勢で推移中。先物需給の悪化が下落の主要因のため、東証主力株に日経安ほどの悲壮感は広がらず、225銘柄は買いが優勢。

中小型株は　3921　ネオジャパン、4384　ラクスル、1514　住石ＨＤ、5889　アイウェア―、6659　メディアリンクス、2459　アウン、7585　かんなん丸、4894　クオリプスなどに短期資金が流入。全般的には東証グロース指数の軟化が示す売り優勢の構図。

□　午後の展望 ： 弱含み

先物需給の軟化がネックとなる38,400－38,700円レンジの弱含みの推移が本線。中小型株に関してはリバウンド一巡後の売り直し → 投げ売り連鎖に要注意。

■　午後の戦略 ： 時間軸を長めにとった“逆襲の布石”！

連日の覇気のない推移により、「本格リバウンド基調入りは早くて日米中銀会合後」の可能性が高まっていますので、ストレス玉の縮小による３割＋アルファの余力維持、ストレス玉の縮小によるリスク管理を丁寧に。※　需給不安が高まっているＡＩ関連を複数お持ちの方は、含み損の大きい銘柄を優先的かつ部分的売却により強引な勝負を避けるスタンスで臨んでください。

その上で、リバウンド狙いは★ 日経レバ（1570）に集約しつつ、好トレンド銘柄への派生による“逆襲の布石”に取り組みたいところ。

★　1570　日経レバ ： 27,500円割れを軽め買い増し。

【ウォッチ銘柄】

△　5711　三菱マテリアル
先週木曜以降、低ＰＢＲ狙いとして散発的にご紹介。本日は非鉄セクターへの循環物色も追い風に堅調に推移。フタバ産業（7241）、三菱瓦斯化学（4182）などとともに押し目買いスイング狙いで継続注視。