おはようございます。

昨日のＮＹ株式市場は続伸。ＦＯＭＣ後の長期金利の軟勢が下支えに最高値更新トレンドを継続し、昼過ぎに37,683ドル（＋138）まで上昇。10月以降の大幅高や年末、中東での地政学的リスクの高まりなどを意識した利確売りに押されながらも、一日の高値圏で取引を終了。ナスダックは小幅に続伸にて過去最高値を更新。7月以来の低水準に軟化した長期金利がグロース株の一角をサポート。

ＮＹダウ　37,657ドル　＋111
ナスダック　14,988　＋24
米10年債利回り　3.785％　－0.101
為替　141.79円/ドル
ＮＹ原油　74.11　－1.46
日経先物　33,450円　－150

□　本日の展望 ： 配当権利落ち・利確賛成ムードが重石

12月配当銘柄の権利落ちによる機械的な下落、昨日の買い仕掛け的な上昇の反動などを重石とする軟調スタート後、引けにかけては先物での年末・年始の特殊需給を加減した推移へ。想定レンジは33,350－33,600円。

★　本日の戦略 ： 攻守双方で “年初への布石”を丹念に！

明日の大納会に関しては、日経（先物）こそ上下に振れる可能性を残しますが、個別全般では閉塞感の強い流れが予想されるだけに、年内売却予定銘柄は株価に腰すせずに大胆にカット。前倒して“年末シフト”としての「３割程度の余力確保」を進める方針で臨んでください。

年初の日経上振れ対策としては（物色動向が見えにくい東証主力株ではなく）★ 1570　日経レバへの集中投資でケア。

年初特有の個別物色の盛り上がり、中小型株を中心とする「高値期日明けラッシュによる需給改善」などへの備えとしては、流動性高めの好トレンド銘柄を中心にテーマ性を分散した仕込みスタンスで対応する構えで。

※　重要視すべきはテーマ性相場ではなく、“物色の二極化”進展への対策。すなわち、テーマ性の高い弱テクニカル銘柄よりもテーマ性の低い好トレンド銘柄を優先するのが正攻法。また、リスク分散効果が低く、売買難易度だけが上がってしまう近似テーマ・近似テクニカルの重複保有には要注意。

★　1570　日経レバ ： 日経平均が年初にかけて騰勢を強める場合も、東証主力株は（マネーゲーム的なテーマ相場を除き）柱が不在なままの循環物色が想定されます。よって、日経平均の上昇トレンド継続に呼応したマイルドな上昇波動狙いの‘最大公約数’として対応。

本日も年始にかけての突発的な地合い悪化に備えて20,●00円付近での買い増し余力を残しつつ、積極派の方はマイルドな調整局面も小口追撃へ。

☆★新規買い対象５銘柄は昨夕の戦略を踏襲。

★　2000番台主力銘柄 ： 米中対立に起因する経済圏の分断・マーケット規模の縮小、～（略）～などを背景に業績拡大期待が高まっています。24年度からの税制改正も業績底上げ要因。マイルドな上昇波動狙いを継続。

☆　3687　フィックスターズ ： 年末年始のテーマ再興（ＡＩ・自動運転・量子関連）に絡めた～（略）～が進展中との事。月曜1,240円付近で買い直しをセットしたら、本日も1,200円台は腰を据えて対応。

☆　昨日からの新スポット銘柄 ： （会員サークルにて）昨日中の利確完了をご提案したウェルスナビ（7342）の後継銘柄候補として、本日も押しは●,700円付近までを強気、小動意は脱力対応へ。

☆　3000番台スポット銘柄 ： 日本経済を長期的に展望した場合、10月の大幅高をもってしても現在の当セクターへの評価は低すぎると判断。短期・長期双方で強気継続が正攻法。1,●80円付近での買い増し狙いを本線に、2,0●0円付近も追撃へ。

その他、●7180　九州ＦＧは1月末までを見据えた取り組みを継続。