東京市場(12/18) 先物主導の不安定さ継続
本日の日経平均は反落。先週末のNY株式市場は上値模索トレンドを継続。ドル円も前日比小幅高水準で返ってきたものの、裏金問題を巡る岸田政権の支持率低下、週初の特殊需給の売り傾斜などを背景に売りが先行。11時過ぎに32,541円(-429)まで下値を切り下げると、引けにかけては下げ幅を縮小したものの、翌日の日銀会合の結果待ちにより積極的な安値買いムードは盛り上がらず。
東証主力株は概ね軟調。TOPIXの下落率が日経平均をわずかながらも上回ったように、全方位的に売りが拡散。
日経平均 32,758円 -211、Topix 2,316 -15
日経先物 32,700円、為替 142.27円/ドル
NYダウ先物 37,742ドル +81
日経委平均のテクニカルは、三角持ち合いを形成しつつあり、上下どちらかに値を飛ばしやすい形状 → 12月安値32,205円割れと33,500円超えの双方をケアしておきたいところ。
中小型株は 9279 ギフト、2375 ギグワークス、1730 麻生フォーム、3791 IGポート、7095 マクビー、4592 サンバイオ、4166 かっこ、6521 オキサイド、3653 モルフォなどに短期資金が流入。東証グロース指数のテクニカルは、直近安値圏での持ち合いにより下値不安を払しょくしきれず。
■ 後記 : 今晩のNY市場は、FOMCをきっかけに厚みを増している上昇トレンド範疇の推移が本線。想定レンジは37,200-37,550ドル。前日終値37,305ドル。
ただし、10月下旬から5,000ドル近い上昇による利確バイアスの高まりを踏まえれば、独12月Ifo景況感指数、米12月NAHB住宅市場指数などの経済指標の他、FRB要人発言・主要マスコミの報道をきっかけとするFRBの利下げ期待低下 → 利確ラッシュ...も(当面の)リスクシナリオとして念頭に。
明日の日本市場は、昼過ぎに公表される日銀金融政策決定会合の結果を受けた先物需給なりの波乱含みの展開へ。11月の日経平均の大幅高に対するテクニカル調整は(週間展望でお伝えしているフィボナッチ押し)32,500円水準までの下落により一定のメドが立っているため、相応の反騰トレンド入りの芽を内包。他方、11月半ば以降の逆相関が顕著な国内10年債金利が底堅さを増しているだけに、売買戦略上は国内10年債金利の上昇 → 株安基調の加速 → 32,000円の攻防...にも警戒したいところ。
※ 逆相関 : 金利上昇 → 株安、金利低下 → 株高。
※ 国内金利と日経平均の相関性は基本的には低いため、上記注目している必要はありませんが、ここ数週間に関しては逆相関が顕著となっています。そして、大口資金にとっての立ち位置は、株式市場よりも債券市場が上。よって、債券(金利高)主導の株安に要注意...という流れとなります。
~(略)~
上記テクニカル解説・明日の展望の双方にて曖昧なコメントをしているように、目先の日経平均は上下どちらに振れても後追いで説明のつく環境です。
ただし、売買戦略としては「どのように攻めるか!」に軸足を置き、下振れに際しては(米長期金利・ドル円動向も踏まえ)下方オーバーシュートの領域と捉えた仕込みスタンスの継続、上振れに際しては年末年始の上昇相場を念頭に置いた対応が有効と判断。
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