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■ 日本株展望 12/18-22: 調整トレンド継続 ± ドル円・先物需給

■ 今週の展望 : 調整トレンド継続 ± ドル円・先物需給


先週の日本市場は、NY株が高値更新モードを継続する中、FOMCでの利下げ思惑の高まりによる米長期金利の下落と日銀の異次元緩和修正方針に起因するドル円の軟化、テクニカルと市場マインドの悪化などが足かせとなり、32,000円台後半の「戻り売り優位」の展開に。


今週も32,000円台後半の持ち合いによるテクニカル調整(日柄調整)をベースとしながら、日銀金融政策決定会合(12/18,19)の結果や米長期金利動向に絡めたとドル円・先物需給を加減した不安定な推移が予想されます。想定レンジは32,200-33,200円。


楽観シナリオとしては、日銀会合での異次元緩和の修正に対する(短期的な)不安材料出尽くし感の高まり、下方オーバーシュート気味とお伝えしている米長期金利 ≒ ドル円の切り返し、日経平均のテクニカル良化などを追い風とする33,000円台半ばまでの上昇に期待。


リスクシナリオとしては、日銀会合の緩和修正方針を改めて売り材料視 → 12月SQ値(32,639円)割れによる先物需給の売り傾斜、ドル円の更なる下押し(に伴うドル建て日経平均の上昇を受けた外資勢の利確増幅)、過熱気味に上昇しているNY株のトレンド陰転をきっかけとする世界的な株安基調入りなどを背景とする「32,000円の攻防」に要注意。


□ テクニカル : 日経平均のテクニカルは右肩下がりの10日線をレジスタンスとする調整トレンド継続が本線。下値メドは(1)10-11月の上昇幅のフィボナッチ(0.382)押しとなる32,500円付近、(2)節目の32,000円から同じくフィボナッチ(0.618)押しとなる31,800円付近の2か所が意識されます。




ドル円に関しては、米長期金利同様に11月半ばからのオーバーシュート気味の下落に対する相応のリバウンド余地を内包。




中小型株に関しては、先週末の10日線超えにより東証グロース指数のテクニカルに良化気配が浮上。年末の損失確定売りに注意が必要であり、横並びの底上げは楽観すぎるものの、攻撃妙味の大きい環境が整いつつあると判断。




★ 今週の戦略(抄) : 全体戦略 : 大局的には(年初からの)FRBの利下げ見込みによるリスクマネーの増幅を追い風とする中長期上昇トレンドに順じた強気スタンスを継続。


ただし、短期的には日経平均のテクニカル不安、米長期金利 ≒ ドル円の下値の見えにくさに配慮した3割+アルファの余力維持、手仕舞い条件の徹底などによるリスク回避策を優先。日銀会合後の環境の変化に注目しながら戦略の強弱を修正する構えで臨んでください。


個別戦略 : (1)先月以降お伝えしている6月高値期日ラッシュによる中小型株全般の需給良化見込みを念頭に、予定通り中小型株に対する強気度合いを引き上げた強気スタンスで対応。(2)1月下旬までを見通した場合、~(略)~

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