新年あけましておめでとうございます。

2024年の株式市場も紆余曲折が予想されますが、ＦＲＢの利下げサイクル入りに伴う世界的なリスクマネーの活性化に起因する「押し目買い優位」の展開が大本命。皆さんと一緒に2024年を飛躍の一年にできるよう日々精進していく所存です。

昨日のＮＹ株式市場は反落。手掛かり材料難の中、良識的な利益確定売りが重石となって37,000ドル台半ばで軟調に経過。

マクロ指標は、コンセンサスを下回った11月米雇用動態調査（JOLTS）求人件数、節目の50割れが続く12月ＩＳＭ製造業景気指数ともに「ＦＲＢの利下げサイクル入り思惑」をサポートして株価の下支え要因に。午後の12月ＦＯＭＣ議事録も市場予想内の内容にとどまり、公表後に37,600ドル付近まで買われる場面もあったものの、引けにかけては売り直される展開に。

ＮＹダウ　37,430ドル　－284

ナスダック　14,592　－173

米10年債利回り　3.912％　－0.032

為替　143.25円/ドル

ＮＹ原油　73.56　－0.33

ＣＭＥ225　33,065円

ナスダックは、テスラ、半導体セクターが売られて続落。テクニカルは調整トレンド入りムードを強める格好。

ＣＭＥ225はＮＹ株安に対してドル円が下支えとなり、前日（1/2）水準をキープ。

□　本日の展望 ： 売り優勢 ± 年初需給

大納会の日経先物終値（33,420円）から400円程度下落しているＣＭＥ225にサヤ寄せした軟調スタート後、引けにかけても年初需給を加減した不安定な推移が予想されます。想定レンジは33,000－33,350円。

石川・能登地震、羽田空港事故などを受けて市場マインドが弱めに傾いている背景からは、32,900円割れの下振れもリスクシナリオとして念頭に。

★　本日の戦略 ： 大発会は「引き気味の強気」で対処！

ドル円に関しては米長期金利動向に左右される平時の経過となっているため、昨日懸念シナリオとしてお伝えした「震災直後の円高アノマリー」について過度の警戒は不要と判断。

ただし、ＮＹ株のトレンド陰転 → 外資勢のリスク回避志向の高まり → 日本株安...リスクは軽視しにくいだけに、一定の余力維持と手仕舞い条件の徹底による下押し対策を優先。「年初・新ＮＩＳＡスタート」を理由とする機械的な買い新銘柄への派生はＮＧ。

その上で、攻撃面に関しては、昨年末を「好トレンド銘柄 ＆ 期待銘柄のみで年越し！」で臨んでいただいた経緯から、本日も条件内の押しを毅然と買い向かうスタンスで対応。
【ウォッチ銘柄】

△　1930　北陸電工、5076　インフロニア、1882　東亜道路

災害絡みの投資はとても気分が悪いためにウォッチまでとしますが、地盤ネット石川・能登地震に関連した思惑買い狙いで注目。昨日の会員サークルで触れた6000番台を本線に、この辺や会員サークルで触れている4銘柄辺りまでアンテナを広げ、順張り短期回転狙い（動意を示した銘柄を買う → 1週間程度で手仕舞う）で注目。

△　7342　ウェルスナビ　

12月は1,500円エントリー後、1,961円までの30％高をお付き合いいただきました。新ＮＩＳＡ関連としての物色余地は残存しているとみていますので、（投入資金は減額したうえで）割り切り対象として継続注視。10日線割れは手仕舞い優先。Ａｐｐｉｅｒ（4180）、三井Ｅ＆Ｓ（7003）も同様。

<< 大発会の★☆銘柄 >>

2023年11月の逆襲＋アルファ狙いによるアドバンテージ、周囲に先んじた12月序盤の守備的布陣、「引き気味の強気」から、予告通りの「12月下旬からの中小型株需給の改善」に繋げら経緯を踏まえ、以下のスターティングメンバーにて熱く・厚く！

★　1570　日経レバ ： 目先の日経高局面における東証主力株が循環物色が本線。すなわち、個別単位では日経高ほどの恩恵が得られないとの見立てからこちらに注力。

★　2000番台主力銘柄 ： 24年のメガテーマの一つ。玄人受けするテーマだけに、マイルドな上昇波動狙いを丁寧に。

☆　3778　さくらインターネット ： 政府クラウド、データセンターの拡充は日本経済の未来に大きく関与します。 短期的には育成と仕上げの両睨みで。

☆　3687　フィックスターズ ： 24年も流れの良いＡＩ関連は上記ポートフォリオに組み入れたいところ。

☆　9000番台スポット銘柄 ： 9166　ＧＥＮＤＡ → 5033　ヌーラボ → 7342　ウェルスナビとつなげてきた流動性高めの中小型株の次世代銘柄。